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八女福島仏壇

仏殿楼閣を模造した荘厳華麗な仏壇
八女福島仏壇は、福岡県八女市(旧福島町)を中心に製造されている仏壇です。八女地方は古くから信仰心の強い土地柄で、多くの寺々があり仏壇の製造も発展してきました。八女福島仏壇は、仏殿楼閣を模造した荘厳華麗な金仏壇で、他産地の影響をほとんど受けていない独自のものであるという特徴があります。

特徴

八女福島仏壇は、全体に漆塗りと金箔が施された荘厳華麗な仏殿楼閣型の仏壇です。九州の仏壇製造の源流とされ、地域の仏間に地袋を設ける家が多いため背は低めに作られているのも特徴。八女福島仏壇は台輪の形の違いにより、壁立ての下部の台輪が三段ある「福島型」、台輪が1つでその部分が戸棚になっている「八女型」、二段台輪に引き出しをつける「八媛型」の3形式に分類されます。八女福島仏壇は、その独特な風格を保つために、材料は江戸時代以前から伝統的に使用されてきたものを用い、ほとんどが手作りです。
産地は、木地、宮殿、金具、彫刻、蒔絵、仕上げの6つの分業制がとられており、独立した部分業が営まれています。それぞれの工程には各所にすぐれた技法が使われ、10年の経験がないとこれらの工程作業をこなせないといわれています。

歴史

八女福島仏壇の始まりには次のような話が残されています。江戸時代中期、指物大工の遠渡三作という人物が、ある夜、荘厳華美な仏閣の夢を見て思い立ち、同業者に協力を求めて仏壇製造を志したというものです。実際に製造技術が確立されたのは、もう少し後の19世紀半ば頃で、これが九州での仏壇製造の源となっています。江戸時代末期には仕上師18人、金具師14人、彫刻師7人、仏師7人、木地師10人を数えるほどに発展しました。明治期には、旧福島町を中心として、囲い、彫刻、宮殿、仕上げの4組合が組織され、今日の発展の基礎を築きました。

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