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名古屋仏壇

水害への備えが活かされた、豪華なつくりが特徴の仏壇
名古屋仏壇は、愛知県名古屋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市などで製造される「宮殿御坊造」を代表とした豪華なつくりが特徴の仏壇です。水害の多い地域のため、水害から守るための工夫が仏壇の随所に見られます。

特徴

名古屋仏壇には各宗派にあったそれぞれの様式がありますが、名古屋仏壇全般として、台の部分が高く「まくり」(下から上へまくり上げる戸)を備えていること、柱の本数が10本から18本までと多い、金物の数が多く細工が細かいなど豪華に見えるという特徴があります。台が高いのは木曽三川の水害から仏壇を守るための生活の知恵であり、台の部分には用具一式が収納できる、水害などに備え、仏壇を台、式台など四段に分けられるように作られているなど、名古屋仏壇には生活の中で培われた合理性があります。 名古屋仏壇には、木地師、荘厳師、彫刻師、塗り師、蒔絵師、外金物師、内金物師、箔置き師の「八職」と称される職人たちによって作られています。また、これに加えて、天井師、呂色師、仕組師があり、これら全ての職人がいなければ一本の仏壇を仕上げる事ができません。

歴史

名古屋仏壇の始まりは、元禄八年(1695年)に高木仁右衛門が仏壇専門店「ひろや」を創業したときからといわれています。その当時、既にかつて宮大工、寺大工職人であった人達が専門化してお仏壇を製造していたものと思われます。その後、尾張藩による仏壇業者の保護などが今日の発展の基礎となっています。明治の初めには組合が作られ、全国各地で開かれた産業博覧会等に名古屋仏壇は出品されました。そのことによって商圏を拡大し、大きな産地として成長したのです。現在では二百数十を数える事業所が存在し、多くの伝統工芸士によって仏壇が作られています。

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