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金沢仏壇

加賀蒔絵や金箔がふんだんに使われた荘厳華麗な仏壇
金沢仏壇は、石川県金沢市で生産される仏壇です。金沢仏壇の大きな特徴は、加賀藩細工所の蒔絵技術や彫刻の技術が仏壇に活かされていること、金箔がふんだんに使われていることです。加賀百万石といわれた華やかな加賀文化によって醸成された、荘厳華麗な仏壇です。

特徴

金沢仏壇は、戸板裏や太柱など仏壇のあらゆる箇所が「蒔絵」で飾られています。蒔絵とは、漆を接着剤代わりに純金箔、純金粉、銀粉又は螺鈿等を蒔きつけて描く技法のこと。特に「加賀蒔絵」は上品で清楚な作風が特徴です。金沢仏壇は、美術工芸品としての加賀蒔絵の技法が受け継がれています。
また、金沢仏壇は、軸開きであること、長押がうねり長押であること、彫刻類に黒檀の丸彫りを使うこと、彫刻に象牙やサンゴなどによる象嵌が施されることなどが特徴として挙げられます。

歴史

金沢仏壇の製造が繁栄した背景としては、次の2点があげられます。ひとつは、15世紀に来訪した蓮如上人が北陸一円に浄土真宗の教えを広めたこと。もうひとつは、加賀藩三代藩主前田利常、五代藩主綱紀により整備・完成された工所によって優秀な工芸技術家が大勢育ったことです。当時の細工所は、蒔絵、漆、紙金工、絵、針、具足、薫物、小刀、象眼、刀鍛治、研物、茜染、大工、御能作物、束帯装束着など、23種に分かれていたようです。これらの職人によって作られた製品は諸侯や寺社などの下賜、寄進などに使われ、その美しい金箔や蒔絵技術は一般庶民用の仏壇へと受け継がれていきました。

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