- 古くから唐木細工に用いられてきたバラの香りのある銘木
- 花梨とは、マメ科の樹木で代表的な唐木材のひとつ。タイ・ミャンマーで産出されます。心材は紅褐色から帯桃暗褐色ですが材料によっては黄赤色、金褐色のものもあります。木材にはバラの香りがあり、赤色染料が取れます。紫檀に似ており、代用材としても使われています。
辺心材の区分は明瞭で、辺材は淡い黄白色、心材はやや紫色を帯びた赤褐色です。木理は交錯し、柾目面にはリボン模様が現われます。木質は重く強靭で硬く、肌目はやや荒いのが特徴。加工は比較的容易で表面仕上げは良好です。磨くと光沢が出て美しい素材です。
